陽菜実園の栽培方針
目指すは無肥料無農薬の自然栽培、まだ無農薬には至ってませんが農薬を少しずつ減らしていっています。窒素等、肥料分で育てるという考え方を完全にやめて、無肥料で栽培する方法を選択しました。
肥料は、有機質肥料も化学肥料もアンモニア態窒素から硝酸態窒素になり植物に吸収されます。硝酸態窒素は、すべて植物に吸収されない、残ったものは、分解されず地下水に蓄積される。これが、川から海に流れ、赤潮・青潮になり魚も少なくなってくると言われています。
植物に取り込まれると、もう一度アンモニアに変わる。アンモニアは毒なので、根っこでアミノ酸に変えてタンパク質として、毒を栄養素に変えている。植物は、根っこですべてのアンモニアを処理できないので、アンモニアを、果実に貯めて樹(茎)を守る。水を吸って、アンモニアを中和する。最後は、虫や菌に頼って取り除きます。
結果、果実の味にアンモニアや水分が多く含まれることで雑味が混じったり、味が薄くなったりします。また虫が多く寄ってくるので農薬に頼らなければならなくなります。そこで肥料に頼らず、若く、元気な立ち枝を剪定しないで残すことで、植物の体内で作られる植物ホルモンを活性させ、アンモニアの雑味や水分による味が薄くなるのが無くなり、虫が寄り付かなくなってくるので農薬を減らしていくことができます。
柿の品種は平核無柿ですが、植物ホルモンを最大限活かす栽培方法をすることで、おいしいホルモン(アブシジン酸)が増え、平核無柿の平均糖度より2度高くなり雑味もなくなったので陽菜実園のブランドとして「ひなみ柿」を名乗っています。
ひなみ柿のドライフルーツ
乾燥のこだわり
1.無燻蒸
硫黄燻蒸は絶対にしません。
今、市場にある干し柿のほとんどが硫黄燻蒸を施しています。
タンニンの酸化で黒くなるのを防ぎ鮮やかなオレンジ色を保つためと、虫除けやカビ防止のためです。
この二酸化硫黄(亜硫酸ガス)は国の認めた添加物ですが、量が多くなると4大公害病の四日市喘息の原因となった科学物質です。
干し柿を食べる人は問題の無い量とされてますが、加工している農家で硫黄燻蒸作業をしていると咳が止まりません。毎年のように体調を悪くする農家さんがが出ていると聞きます。
いくら認められた量とはいえ毒を食べて欲しく無いですし、扱いたくありません。
食品乾燥機を導入し、低温乾燥で乾燥期間を短縮することで、干し柿の変色を最小限に抑えています。
2.低温乾燥
植物成分が破壊される温度は40℃前後
柿は「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われています。
柿には、みかんの2倍の量が含まれているビタミンCやビタミンA、さらに、βークリプトキサチンや、カリウム、タンニン、食物繊維など本当におどろくほどの栄養が含まれていて、様々な効能が期待できます。
そんな、植物成分を破壊しないように20℃~35℃の低温で乾燥し
乾燥物の酸化・劣化・を防ぎ、旨さの主要素である風味・香り・色・ビタミン・酵素成分を最大限残せる乾燥をしています。
生のままよりも、一手間加え干し柿にすることで、その成分は約4倍にもなると言われます。
3.無添加
原材料は柿のみです。
柿以外の砂糖、漂白剤、硫黄燻蒸等を使用していないの完全無添加です。
お子様のおやつにも安心して使用できます。
こだわりの栽培、安心の製法
ひなみ柿の凝縮した味をご堪能下さい
美味しさと安心を追求し、栽培した陽菜実園のひなみ柿だけを使用し、砂糖、漂白剤等不使用の完全無添加で柿の成分を破壊しないよう、低温でじっくり乾燥させ自然の美味しさを凝縮した自然のお菓子です。
そんな干し柿を柿のドライフルーツと名乗り、若い世代の女性にも手に取ってもらいたくて商品名をフランス語にしました。
【オススメのお召し上がり方】
1.柿は乳製品と相性が抜群で、ヨーグルトに入れたり、チーズと合わしたりするのがおすすめです。
2.レモンやキウイといった酸味の強い果物と合わせて食べると、よりさっぱりと美味しくいただけます。
3.苦みの強いチョコレートと合わせると一気に大人の味に変身します。
4.生ハム、海苔など塩気のあるものと合わせると、お酒のおつまみにもなります。
柿はポリフェノール(タンニン)がたっぷりで二日酔いの予防になると言われているので、少し多く飲んでも二日酔いにならないかもしれません。